そんな僕はHIV/AIDSの啓発としては、すでに17年間個人的にもしているのですが、厚生労働省主催のHIV/AIDSの啓発イベント「RED RIBBON LIVE」総合プロデューサーとしては、この6年間活動しています。
そもそもなぜそんなにし続けているのか?という質問をよくされます。
実は僕はこの他にも日本赤十字社の献血推進プロジェクト「LOVE in Action」のプロジェクトリーダーや、地球環境問題や、障害者のこと、教育の問題や、子育てのこと、この度の東北大震災では、震災直後から、「ラジオバトン・プロジェクト」という、被災地に向けてラジオ・ライト・電池・他にもいろんな救援物資を届ける活動をし、今も仮設住宅におけるコミュニティー作りのお手伝いをし続けています。
これら以外にもさまざまな活動をしていますが、すべて僕にとっては、やって当たり前のただの「シンセキのお節介」なんです。もっと言えば、どんな活動もすべてたった一つの同じ意味のことをやっていると思ってやっています。
その共通の意味とはズバリ!「命を守る啓発」です。だからこそ、HIV/AIDSの啓発も、シンセキの命と人権を守るために 「エイズを考えることは、みんなが考えなくてはならない当たり前のこと」 ということに気づいていただくためのただの「きっかけ作り」なんですね。
元々僕は長屋育ちで、まさに近所のオッチャンやオバチャンがまるでシンセキのように僕をお節介で育ててくれました。そのお陰で僕自身が周りから、「男の顔したただのオバチャン」と言われるぐらいお節介な大人になりました。
僕たちの命は、いろんなところで生きていらっしゃる、名前も顔も知らない、会ったこともない、「お陰様」さんたちに支えられ、バトンされ続けた命なんですね。あなたの着ている服、あなたの食べるお米や野菜、魚介類、あなたの歩く道路、水道から出てくるお水…
すべて、お陰様さんたちの支えあってのものですよね?だから僕が東北に行き続ける理由は簡単です。今こそ!今まで僕にたどりつくまでのこの命を、ず〜っと支えてくださった、大変お世話になり続けたであろう、命をかけて魚介類をとり、その命のお裾分けをして下さった東北の漁師さんたちに、おいしいお米や野菜を日々自然と戦いながら命を削りながら作り続けてくださった農家の方々に、そのすべてのお陰様さんというシンセキに、今こそこの命のご恩返しをさせてもらえるビッグチャンスなんだと感じているからなんですね。
どうぞ、そのことに気づけるきっかけ作りを一緒にシンセキとしてやりませんか?どこから入ってもいいと思います。HIV/AIDSのことから入ってもいいです。だから、まずは知ることから始めませんか?
「できることを、できる範囲で、あきらめないで!」僕たちプロジェクトの合言葉です!