エイズで経験した英知 子宮頸がん予防にも

NPO法人子宮頸がんを考える市民の会 事務局長:渡部享宏

 横浜で世界エイズ会議が開催され参加した。
 私が大学生の時、衝撃だった。

 当時何も知らない「ガクセイ」だった私はAIDSから多くを学んだ。
 収穫は世の中が私の知っている以上に単純では無いことが分かった。

 一番衝撃だったのはカルチャーからの啓発。
 怖いだけのイメージしか持っていなかったエイズは人と共に生きる病気である事が理解できた。

 いま、私はセクシャルヘルス団体をライフワークで運営しながら6年前より子宮頸がん予防・啓発を仕事にしている。

 30代がピークの子宮頸がんは多くの若い女性の子宮・命を奪っている。
 検診・ワクチンで確実に予防できるにもかかわらず。

 エイズで経験した英知を子宮頸がん予防にも活かして行きたい。