イベント「HIVとカミングアウト」& 映画 “Hope of Love” 上映会

[東京]2013年5月6日(月・祝)

 誰もが、生きていれば秘密の1つや2つは抱えているものです。カミングアウトは、本人だけでなく伝えられた相手や周囲の人々にも、いろいろな変化をもたらします。
 いま、日本には2万人を超えるHIV陽性者が暮らしています。医療や福祉が整備された日本では、必ずしも周囲にHIV陽性であることを伝えなくとも、困る事はないように思われているかも知れません。しかし実際には、多くのHIV陽性者が、「HIVは誰にも言えない病気である」というイメージを抱きながらも、それぞれの人生の中で関わる誰かに、HIV陽性であることを伝えるという選択をしています。あるいは、様々な事情から伝えざるを得なかった人もいます。
 こうしたカミングアウトの積み重ねは、やがてコミュニティや社会におけるHIV・エイズへのリアリティにも、影響を与えているかもしれません。このイベントは、“HIVとカミングアウト”がテーマです。実際に打ち明けた人、そして打ち明けられた人たちの様々な経験を通して、HIVのリアリティについて考えてみませんか?
(主催者より)

プログラム:
1.HIV陽性だと打ち明けられたあなたへ
 もし、身近な人からHIV陽性であることを打ち明けられたら…?カミングアウトを受けた経験をもつ人たちの声をもとに作られた冊子「HIV陽性だと打ち明けられたあなたへ」(仮称)について、紹介します。当日ご来場された方には、同冊子をお配りします。
2.医療の現場から見たカミングアウト
 病院はHIV陽性者にとって、「自分がHIV陽性であること」を開示して相談できる場所になっています。医療の現場では、周囲の人へのカミングアウトを考えている当事者を、どのようにサポートしているでしょうか?名古屋医療センターの看護師、羽柴知恵子さんにお話を伺います。
3.カミングアウト経験を語る
 HIV陽性者が自らのカミングアウト経験を語ります。なぜカミングアウトをしようと思ったのか、伝えることで自分の気持ちや周囲はどのように変化したのでしょうか。
4.映画『The Hope of Love 〜愛のみまもり袋〜』上映
 AIDS発症によりHIV感染がわかった台湾人のゲイ男性と、その母親を取材したドキュメンタリー映画を上映します。監督は陳正勳さん。

日時:
2013年5月6日(月・祝)午後2:00〜4:30
会場:
家の光会館7階コンベンションホール
(JR飯田橋駅西口徒歩5分)
主催:
特定非営利活動法人ぷれいす東京、ジャンププラス
後援:
鳥居薬品株式会社
ウェブサイト:
※このイベントは、どなたでもご参加いただけます。
※参加費無料、事前申込み不要です。
※会場での撮影および録音はご遠慮ください。