岐路に立つ世界の感染症対策〜九州沖縄サミットからの前進を明日へつなぐ〜

[横浜]2013年6月2日(日)

 この20年余りの間、エイズ、結核、マラリアの三大感染症への対策は、大きな進展をとげてきました。科学技術の大いなる進歩と感染症対策への多額の資金投入によって、予防と治療にアクセスできる人々の数が飛躍的に増え、その結果、世界中で数多くの命が救われました。特に、かつて治療の普及は不可能といわれていたアフリカではその成果が顕著に現れています。
 感染症対策は今きわめて重要な岐路に立っています。それは13年前に九州沖縄サミットで世界エイズ・結核・マラリア対策基金の構想が誕生した時に匹敵する、重大な局面と言えるでしょう。これまでの実績に積み上げていけば、人々の命と社会経済の発展に対する感染症の脅威を劇的に緩和させることが可能になりました。しかしそれは、感染症との闘いへの投資を継続することでしか達成しえません。今、対策の手を緩めれば、感染症は再び拡大の勢いを増しこれまでの努力が無に帰すことになるからです。
 本ハイレベル・パネルは、グローバルな感染症対策を一貫して支援してきた日本で、感染症対策の第一線で活躍するパネリストが一堂に会し、変化するグローバルヘルスのプライオリティの中で感染症対策の必要性をどう理由づけ、厳しい財政状況の中で投資の効果をどう高めていくべきかについて議論します。(主催者より)
 第5回アフリカ開発会議(TICAD5)の公式サイドイベントです(一般公開のイベントです)。プログラムの詳細および参加申し込みについては、公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)/世界基金支援日本委員会(FGFJ)のウエブサイトをご覧ください。

http://www.jcie.or.jp/ticad5-0602sideevent/#j

日時:
2013年6月2日(日)
場所:
パシフィコ横浜アネックス・ホール
(横浜市西区みなとみらい)
http://www.pacifico.co.jp/visitor/accessmap.html
参加費:
無料(日英仏同時通訳付き)
主催:
世界エイズ・結核・マラリア対策基金、
国際エイズワクチン推進構想(IAVI)、
公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)/
世界基金支援日本委員会(FGFJ)、
ロール・バック・マラリア・パートナーシップ(RBM)、
国連合同エイズ計画(UNAIDS)