2020年からの3年間で140億ドル グローバルファンドが投資計画書

 世界の三大感染症克服を目指すグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)が1月11日、パリで第6次増資に向けた投資計画書『Step Up the Fight - Investment Case Summary, Six Replenishment 2019』を発表しました。
 2020年から3年間で各国の保健システムを強化し、世界の三大感染症であるエイズ・結核・マラリア対策を流行終息に向けた「軌道」に戻すには140億ドルの資金調達が必要だとしています。2019年までの3年間の調達額と比べると15%増の資金需要になります。
 グローバルファンドは、3年ごとに三大感染症対策に必要な資金額を算定して国際社会に資金調達(増資)を求めています。今年は2020〜22年の増資に向けて、2月8日にインドのニューデリーで増資準備会合、10月10日にはフランスのリヨンで増資会合が予定されており、この投資計画書を軸にして各国および民間のドナーからの資金拠出誓約額が決められていくことになります。