「キーポピュレーションの重視を」 国連ハイレベル会合に向けアジア太平洋地域から提言

 エイズに関する国連総会ハイレベル会合の開催(6月8-10日、ニューヨーク)を前にアジア・太平洋地域でHIV/エイズ対策に取り組むコミュニティグループが『アジア太平洋地域のキーポピュレーションにとって優先すべきニーズと課題の統合を意味のあるかたちで求める』とする声明を発表しました。
 キーポピュレーションは、ゲイ男性など男性とセックスをする男性(MSM)、薬物使用者、セックスワーカーなどHIV/エイズの影響を最も大きく受けている人口集団です。声明はアジア太平洋地域でHIV/エイズ対策やキーポピュレーションへの支援に取り組む6つのネットワーク組織などがまとめ、ハイレベル会合で採択が予定されている政治宣言について12項目の提言を行っています。
 声明(英文)は6つの域内ネットワークの一つ、APCOMの公式サイトからダウンロードできます。
 https://www.apcom.org/unga-hlm-2021/

 日本からは特定非営利活動法人aktaと特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が声明の賛同団体に加わっており、国内で広く認識を共有してもらうため、提言部分の日本語仮訳(PDF版)を作成しました。こちら をご覧ください。