『ENDING AIDS, ENDING INEQUALITIES FAST-TRACK CITIES(エイズ終結、不平等に終止符を ファストトラックシティ)』 概要と序章の日本語仮訳をAPI-Netに掲載

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)と国際エイズ ケア提供者協会(IAPAC)が、HIV/エイズ対策に果たす都市の役割に関する報告書『ENDING AIDS, ENDING INEQUALITIES FAST-TRACK CITIES(エイズ終結、不平等に終止符を ファストトラックシティ)』を公表しました。
 UNAIDSの公式サイトに掲載されたPDF版は100ページを超え、全文の翻訳はかなり大変そうです。せめて・・・ということで最初の11ページ分(概要と序章)だけ日本語仮訳(公益財団法人エイズ予防財団訳)を作成し、API-Netに掲載しました。こちらからPDF版をダウンロードできます。
 https://api-net.jfap.or.jp/status/world/booklet065.html
《2030年のエイズ終結に向けて、都市の役割に着目したファストトラックシティ(高速対応都市)構想は2014年、世界26都市の市長がパリに集まり、スタートしました。参加都市はその後、増加を続け、いまは400都市を超えています》
 報告書は《エイズの流行に大きな影響を受けている15都市のグッドプラクティス事例》を12ページ以降で紹介しています。また、《COVID-19の流行など新たな環境の変化にどう対応しているのか》も取り上げています。英文のままで恐縮ですが、その中には我が国の現状に照らして示唆に富む事例も多くあるように思います。「概要」と「序章」を参考にしつつ、関心をお持ちになった都市の報告に英文でチャレンジしていただければ幸いです。