PrEPの現実的アクセスを求め、署名活動

 HIV感染の予防目的で国内でもPrEP(曝露前予防服薬)用に薬事承認された抗レトロウイルス薬のツルバダについて、実は価格があまりにも高いために必要な人が利用困難な事態になることが懸念されています。
 国内承認は安心、安全なPrEP利用への道を開く第一歩と評価されてはいるものの、健康保険の適用対象でないこともあり、現状では逆に、これまでジェネリック薬をPrEP用に個人輸入していた人たちが承認により制度的に輸入できなくなってしまう皮肉な事態を招いているようです。
 この事態を何とか打開しようと『HIV感染を薬で予防する方法、PrEPを日本でも当たり前の選択肢に! SAPプロジェクト(Safe Access to PrEP)』が署名活動をスタートしました。
 https://chng.it/cZKnCh6wrv
 呼びかけ団体は『ぷれいす東京』『akta』『カラフル@はーと』『ピルコン』『#なんでないのプロジェクト』の5団体です。
《私たちは厚生労働省や製薬メーカーに対して、HIV感染を薬で予防する方法、PrEP(プレップ)を必要とする人が確実にアクセスできる環境整備のため、以下の3点を要望します》
1.PrEPへの安心・安全なアクセスを実現してください!
2.経済的に厳しくても入手できる価格にしてください!
3.医療従事者、支援者を含め、すべての人が正しいPrEPの知識を得られる啓発・情報発信をしてください。

 署名の締め切りは12月1日の世界エイズデーを考えているということです。