
『米国の対外援助資金拠出凍結期間も、必要不可欠なすべてのHIVサービスの継続を要請』 UNAIDSがプレスリリース
米国のトランプ新政権による対外援助政策資金の一時凍結方針により、世界各地でエイズ対策の現場に大きな動揺が広がっています。
国連合同エイズ計画(UNAIDS)は1月31日、米国のマルコ・ルビオ国務長官が米大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)を「緊急人道免除」の対象とする方針を示したことを歓迎し、プレス声明を発表しました。
ただし、その翌日の2月1日には新たにプレスリリースを発表し、資金拠出の凍結期間中も必要不可欠なHIVサービスはすべて継続することを求めています。
地球規模のHIV対策を進めていくには、治療のための抗レトロウイルス薬の確保だけでなく、治療開始の前提となるHIV検査や若い女性と少女、対策の鍵を握るキーポピュレーションの人たちに対する支援、およびHIV予防のためのサービスも継続していく必要があるからです。
プレスリリースでは、アフリカを中心にHIVの流行の影響を強く受けている国々から、一時凍結だけでなく、米国の新政権のもとでは今後、支援継続が期待できなくなるのではないかという懸念が広がっています。
すでにプログラムの廃止や対策の縮小を検討しているところも多く、援助凍結方針の影響は当面の免除だけでは終わらないようです。
プレスリリースの日本語仮訳は こちら でご覧ください。
国連合同エイズ計画(UNAIDS)は1月31日、米国のマルコ・ルビオ国務長官が米大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)を「緊急人道免除」の対象とする方針を示したことを歓迎し、プレス声明を発表しました。
ただし、その翌日の2月1日には新たにプレスリリースを発表し、資金拠出の凍結期間中も必要不可欠なHIVサービスはすべて継続することを求めています。
地球規模のHIV対策を進めていくには、治療のための抗レトロウイルス薬の確保だけでなく、治療開始の前提となるHIV検査や若い女性と少女、対策の鍵を握るキーポピュレーションの人たちに対する支援、およびHIV予防のためのサービスも継続していく必要があるからです。
プレスリリースでは、アフリカを中心にHIVの流行の影響を強く受けている国々から、一時凍結だけでなく、米国の新政権のもとでは今後、支援継続が期待できなくなるのではないかという懸念が広がっています。
すでにプログラムの廃止や対策の縮小を検討しているところも多く、援助凍結方針の影響は当面の免除だけでは終わらないようです。
プレスリリースの日本語仮訳は こちら でご覧ください。