コカコーラがプロダクト(RED)に参加
プロダクト(RED)は、世界エイズ・結核・マラリア基金(世界基金)を通じてアフリカのエイズ対策を支援するため、ロックバンドU2のボノと国際NGO「DATA」のボビー・シュライバーが発起人となって2006年にスタートしました。世界的な企業がエイズ対策のシンボルカラーである赤(RED)を強調した商品を開発し、消費者への浸透をはかる。商品開発やマーケティング、顧客満足度の向上といったビジネスが得意分野で培ってきた能力を活用し、ビジネスとしても成り立つし、社会貢献もできるという企業にとってモチベーションが高まる枠組みが注目されているプロジェクトです。
世界基金日本委員会のサイトに日本語で分りやすくその仕組みが紹介されているので、ご覧ください。
http://www.jcie.or.jp/fgfj/productred/
そのプロダクト(RED)にコカコーラが参加したというニュースが伝えられています。
http://miyatak.iza.ne.jp/blog/entry/2545831/
米ジョージア州アトランタに本社を置くコカコーラ社はこれまでにもアフリカで若者を対象にしたHIV/エイズ啓発プログラムに取り組むなど、エイズ対策には理解が深い企業でしたが、プロダクト(RED)との間でパートナーシップ協定を結び、「AIDS-free generation(エイズのない世代)」の実現に向けて一段と積極的な関与に踏み出すようです。世界経済の悪化で日本も含む先進各国の世界基金への資金拠出が滞りがちな現状は、世界のエイズ対策にとっての大きな危機でもあるだけに、社会貢献分野における企業の潜在的パワーにもますます注目していきたいですね。