SWASHがフリーペーパー「セックスワーカープログラム2012」を発行

 7月にワシントンで開かれた第19回国際エイズ会議(AIDS2012)は2万3767人が参加する大会議でした。HIV陽性者に対する米国の渡航規制が撤廃された結果、22年ぶりの米国開催が実現したということで、大いに盛り上がった会議でもありました。ただし、米国に入国することができず、会議参加を断念した人たちもいます。たとえば、各国のセックスワーカー支援団体のメンバーの多くは米国に入国できず、同時期にインドのコルカタで「セックスワーカー自由フェスティバル:セックスワーカーと支援者のためのもう一つの国際エイズ会議2012」を開催しています。

 その「もう一つの国際エイズ会議」に加え、ワシントン会議におけるセックスワーカー関連のプログラムも紹介した日本語フリーペーパー「セックスワーカープログラム2012」がSWASH(Sex Work and Sexual Health)から発行されました。ネットでもSWASH公式サイトからpdf版をダウンロードすることができます。
 http://swashweb.sakura.ne.jp/node/49

 なぜ、もう一つの会議が必要だったのか、そしてワシントン、コルカタの二つの会議で何が語られたのか・・・。カラフルなフリーペーパーは、AIDS文化フォーラムin京都の会場でも配布されていましたね。写真も数多く掲載されており、雰囲気がよく伝わってきます。

 SWASH(Sex Work and Sexual Health)についても、公式サイトの自己紹介を転載しておきましょう。
 http://swashweb.sakura.ne.jp/

 《主に風俗嬢として働く人たちが安全・健康に働けることを目指して活動しているグループです。メンバーは、セックスワーカーとそのサポーターで構成されており、現在は特にHIVなどの性感染症対策に焦点をあてて活動しています》(ABOUT US から)