JaNP+のニュースレターが面白い

 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスのニュースレターNo.15(2012年12月)が発行されました。ウエブサイトでPDF版のダウンロードもできます。
 http://www.janpplus.jp/information/newsletter/NewsLetter15_1211.pdf

 カラーのフロントページ《今月のイチ押し!》は(認定)特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会の国内保健事業担当、山本裕子さんへのインタビューです。

 《HIVに限らないでしょうが、結局、病気を治療して家に帰すだけじゃ根本的な解決にならない。個々人が健康に生きていくための知識やスキルをもったり、地域にそれをサポートする関係を作っていかないと、同じ繰り返しなんですね》

 日本で暮らす外国人の健康支援の経験から見えてくる課題は、まさしく日本の課題ですね。

 中面で紹介されている琉球大学医学部付属病院コーディネーターナースの宮城京子さんは《薬を飲むことの意味》を考えます。国際的にも「予防としての治療」がなぜかやたらと強調されている時期だけに、逆にこのようにして「なぜ」や「どうすれば」を考えていく視点は大切です。

 8ページ建てで、センターページは《MOVING POSITIVE 動くHIV陽性者たち》の特集です。

 HIV陽性者の声に加え、陽性者との接点を持つ人たちへと取材が広がっていくことで、このニュースレターますます面白くなってきましたね。年4回発行。最終面の広告欄にも《POSITIVE ACTION》の広告が入りました。資金的な基盤が安定してくれば、より一層の内容の充実が期待できそうです。もうちょっと広告が増え、たくさんの人が支える構造ができるといいですね。

 ・・・コミュニティアクションのバナー広告もよろしく。