エイズ予防財団が第64回保健文化賞を受賞

 公益財団法人エイズ予防財団が2012年度の保健文化賞(第一生命保険株式会社主催)を受賞しました。贈呈式は11月21日、東京・港区のホテルオークラ東京で行われました。
 http://www.jfap.or.jp/aboutJfap/hokenbunkasho.html

 保健文化賞は1950年(昭和25年)に創設され、保健医療、健康増進、生活環境などの多岐にわたる分野において顕著な実績を残した団体・個人に贈られています。エイズ予防財団の公式サイトによると、受賞は、エイズに対する差別や偏見が強かった時代からエイズの予防のための知識普及や助成事業などに取り組み、国民の保健福祉の向上に貢献したことが評価されたということです。

 64回目となる今回の受賞者は10団体、5個人。今回を含めた受賞者総数は625団体、321個人の合わせて946件にのぼっています。

 今回はエイズ対策の重要性が認識されたからこその受賞でしょう。もちろん、昨年4月に公益財団法人として再スタートを切ったエイズ予防財団には大いに励みになる栄誉であります。ありがとうございました。

 ただし、そうした評価がある一方で、エイズ対策の現場からは必ずしも信頼されている財団とは言い難い面も残念ながら、まだまだあります。コミュニティアクションも含め、さまざまな活動を通して、「おっ財団、変わったな」と評価していただけるよう、実績を積み上げていかなければなりません。この点もまた肝に銘じ、しっかり頼みますよという激励の受賞と受け止めましょう。