「HIV陽性者(免疫機能障害者)のための就職支援セミナー」参加企業募集

 治療が進歩し、HIV陽性者が長期療養を続けながら社会生活を送っていけるようになりました。社会の理解が少しずつ広がっていることもあって、就労に関してもHIV陽性者を受け入れようとする企業が増えています。

 HIV陽性者が働くうえで、自らの感染を明らかにしなければならない義務を負うようなことは基本的にはありません。ただし、自ら病気のことを告げて積極的に就職活動を行う人が増えていることが、企業の人事担当者の理解を促進し、就労環境を改善する大きな力になってきたという事情も一方ではあります。

 このあたりの事情は微妙ですが、ある程度の困難を予想しつつも勇気を出して就職活動を行おうとしているHIV陽性者が一方にいて、他方にはHIV陽性者の採用に意欲を持つ企業が存在する。その間の橋渡しをする機能を模索することも陽性者支援の大きな課題ということができます。

 特定非営利活動法人ぷれいす東京は「HIV陽性者(免疫機能障害者)のための就職支援セミナー」を開催することになり、そのセミナーに参加する企業の人事担当者/CSR担当者を募集しています。《HIV感染の有無により就職希望者を差別をしないこと、企業はどのような目線でHIV陽性の応募者を見ているのか、などをお話いただける方》を募集しているということです。

 セミナーは2月20日に第1回を開催。スピーカー枠が定員に達した場合には第2回の開催も予定しています。詳細は、ぷれいす東京の公式サイトをご覧ください。
 http://www.ptokyo.com/topics/career_seminar.php