コミュニティアクション2013 キャンペーン期間決定 2013年10月15日(火)〜12月15日(日)

 12月1日の世界エイズデーを中心にしたHIV/エイズ分野の情報提供型キャンペーン《コミュニティアクション2013》の実施期間が10月15日(火)〜12月15日(日)に決定しました。

 コミュニティアクションは、厚労省と公益財団法人エイズ予防財団が主唱する世界エイズデーの国内啓発キャンペーンとテーマを共有しつつ、コミュニティ主導で進める独自キャンペーンです。・・・とはいえ、爪に灯を点すような組織運営を余儀なくされている実行委員会に大々的なイベントを展開する余裕などはなく、困難な状況の中で知恵と工夫を生かすべく、何とか活路を見出したのが、情報の共有に特化した活動の展開であります。人のふんどし・・・おっと、皆様のご支援、ご助力があって初めて可能になるキャンペーンであることをご理解いただき、本年もまた、情報提供に一層のご協力をたまわりますようよろしくお願いします。

 今年の国内啓発キャンペーンのテーマは《恋愛の数だけHIVを語ろう》です。その趣旨については当サイトのキャンペーンテーマ欄でも紹介しましたが、コミュニティアクションに即して少しだけ補足しておきましょう。

 前年のテーマ《“AIDS” GOES ON…エイズは続いている》は現状を的確に把握するものであり、今年5月に野口英世アフリカ賞を受賞された前国連合同エイズ計画(UNAIDS)事務局長、ピーター・ピオット博士からも高く評価されました。その「続いている」現状の中で、行動につながるものとして、今年は「語る」に着目しています。

 一方で、コミュニティアクションの昨年のテーマは《つながるリアル〜“AIDS” GOES ON…》でした。去年と今年、「続いている」という認識と「語る」という行動、「つながる」はまさしくその両者をつなぐキーワードというべきでしょう。ここまでくればもう、答えは自ずと出てきます。前の年から次の年への連続性を大切にしたいという期待も込めて、コミュニティアクション2013のテーマは以下に決定しました。

 《つながるリアル〜“AIDS” GOES ON…》

 えっ、またかよ!などとおっしゃることなく、2年連続の「つながる」に込められた並々ならぬ気迫をご理解いただければ幸いです。 

 また、昨年は9月1日〜12月31日の4カ月間に及ぶ長期キャンペーンを敢行しましたが、今年は期間を半分の2カ月間に短縮しました。これは、コミュニティアクションの公式サイトを通年で運用し、必要があればキャンペーン期間以外でも適宜情報を提供できる環境が整ったためです。機能強化に伴う期間短縮とご理解ください。必要な情報については通年でお伝えする。ただし、キャンペーン期間中にはより密度の濃い情報提供につとめ、全国のHIV/エイズ分野のNGO/NPOや専門家機関、行政機関が行うキャンペーンとの相乗効果を高めていくことを目指しています。

 HIV/エイズ対策という共通の課題を通して、さまざまな立場の方がより広く、そして、より深く、つながることができるよう、微力ながら努力してまいりますので、どうかよろしくお願いします。