UPDATE YOUR REALITY:HIV/エイズをめぐる現実はものすごいスピードで変化している。

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実施報告その2

 第29回日本エイズ学会プレイベント(11.28、29 国立国際医療研究センター)以外のイベントの実施報告です。


【池袋エイズフェス'15】
 若者向けエイズ予防啓発活動を行っているユース団体などが中心となり、ブース出展やパフォーマンス等、エイズについて楽しみながら学べる面白い企画を多数実施しました。ご来場いただいた多くの方々とともに、大きな盛り上がりを見せました。
 各ブースでは、参加型企画、啓発資材の配布等を通じて、HIV/エイズ・性感染症の知識や、感染予防の大切さを伝えました。

日時:11月23日(月・祝)11:00〜16:00
会場:中池袋公園(JR池袋駅東口徒歩5分)
主催:東京都エイズ啓発拠点ふぉー・てぃー
ウェブサイト:http://www.4tweb.jp/


【akta community forum vol.4「コミュニティセンターにおける新しい検査の可能性—HIVcheckの経験から」】
 2015年夏から始まった「HIVcheck」の取り組みについて、その概要と現状の報告をした後にフロアの来場者と活発な意見交換を行った。二丁目のバーママをはじめ、他NPO団体の人や支援者、企業の人、研究者など様々な立場の人が参加しました。

日時:2015年11月29日(日)19:00〜21:00 入場無料
会場:コミュニティセンターakta(新宿区新宿2-15-13 第二中江ビル301)
参加人数:12人
出演:岩橋恒太(NPO法人akta)ほか
主催:NPO法人akta


【World AIDS Day Party「RED awareness」-僕らのリアルとHUGしよう-】
 前半のショータイムでは、人気のブルボンヌさんと長谷川博史さん(NPO法人日本陽性者ネットワーク・ジャンププラス)がメンタルヘルスや透析など長期療養における課題やHIV/エイズのイメージなどについてトークショーを行いました。
 後半のステージは、人気ゴーゴーボーイのDEGPAGの2人が、HIV陽性の人とその友人の往復書簡を朗読して等身大のコメントをした後にBaseのトシさんが「いのちの歌」を歌い上げて、バビ江さんのパワフルなショーに湧きました。会場はMCのサセコさんとブルボンヌさんの絶妙な掛け合いで笑いが生まれ、最後はみんなでHUGたいそうを行って一体感に包まれました。音楽を楽しみながらHIV/エイズのリアリティに触れる機会になりました。平日の夜にまずまずの集客でしたが、若い人やaktaを知らない人をどのように巻き込んでいくかが課題です。

日時:2015年12月1日(火)18:00〜22:30 ショータイム 20:00/21:30
会場:新宿二丁目AiSOTOPE LOUNGE
出演:ブルボンヌ、バビ江ノビッチ、長谷川博史(NPO法人JaNP+)、サセコ、DEGPAG、Toshi(Base)、マダム ボンジュール・ジャンジDJ:M☆NARUSE
参加人数:75人
主催:NPO法人akta


【東京都エイズ予防月間講演会「働く世代に多いHIV/エイズ 〜誰もが働きやすい職場とは〜」】
 企業の人事・健康管理担当者や医療関係者らが参加し、公益財団法人東京都保健医療公社豊島病院の味澤篤副委員長が「HIV/エイズに関する最新の医療事情」について講演を行いました。医療の進歩で予後が改善したことから、これまで同様に働けることが報告されるとともに、HIV陽性者を雇用する職場へのメッセージもいただきました。
 この後、特定非営利活動法人ぷれいす東京の生島嗣代表がHIV陽性者の就労をめぐる現状を報告し、続いてHIV陽性者の雇用経験がある株式会社NTTクラルティ 企画総務部の中島義和担当部長および障害者職業生活相談員の方を交えたパネルディスカッション行われました。ディスカッションの中では、HIV陽性者を採用するまでの過程や対応、HIV陽性者が貴重な戦力として活躍している事例が紹介されました。

日時:2015年12月3日(木)午後7時〜9時
場所:コンファレンススクエア エムプラス(千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル10F)
主催:東京都


【『We ARE Here 日本でHIV/エイズ支援に関わる、ということ』】
 1990年代初期から日本のコミュニティで活動を続けてきた生島嗣さん(NPO法人ぷれいす東京代表)、高田良実さん(国際基督教大学相談員)を招いてのトークセッション。パーソナルなエピソードを多数交えつつ、いろいろなかたちでHIV/エイズやセクシュアリティの問題に関わる方々が会える機会になった。ACC(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)のお医者さんや弁護士の卵の方もいらしていたので、大学というセッティングでやった意義もあったのではないかと思う。
 時間をもうちょっと長くしてもよかった。今回は学術的な枠組みにとらわれずに、どちらかというとアクティビズム路線で組んだイベントだったが、学術的なものも今後検討していきたい。

日時:2015年12月11日(金)18:30〜20:00
会場:国際基督教大学ERB-1 347(東京都三鷹市大沢)
参加人数:20人
主催:国際基督教大学ジェンダー研究センター


【Cross Border Cafe vol.3】
 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス主催のパーティー型イベント。マダム ボンジュール・ジャンジさんとオナン・スペルマーメイドさんのショー、そして中村うさぎさんと長谷川博史氏・高久陽介氏の新旧ジャンプ代表によるトークを核にしつつ、ネットワーキングパーティー的な要素もあるイベントとなった。週中の平日夜間ながらも50人を超える来場者があり盛況であった。
 (注:TOKYO AIDS WEEKS2015の期間終了後のイベントだったが、日程もやすやすとクロスボーダーして堂々開催)

日時:2015年12月16日(水)18:00〜23:00
会場:Time Out Cafe(東京都渋谷区東3-16-6 リキッドルーム2F)
参加人数:58人
主催:NPO法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス

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