【 サブコピー 】
治療の進歩でエイズの原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染しているHIV陽性者が長く生きられるようになりました。
HIVに感染している人もしていない人も、同じ社会の中で生活しているのです。
エイズの流行は続いています。終わっていません。
【テーマ趣旨説明】
治療の進歩によりエイズの原因ウイルスであるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染したHIV陽性者が長く生きていくことが期待できるようになりました。これはエイズ対策の目覚ましい成果であり、社会的にはすでに数多くのHIV陽性者が働き、学び、生活していることを意味するものでもあります。
HIVに感染している人もしていない人もすでに一緒に生きているという現実を直視すれば、エイズ対策は治療の進歩により役目を終えるわけではなく、職場や学校、医療機関、そのほか生活のさまざまな場所で、HIV感染にまつわる偏見や差別をなくし、HIV陽性者が安心して生活していけるような社会的条件を整えることが新たな課題としてますます重要になっています。
エイズ対策はまだ終わっていません。
一方で、厚生労働省のエイズ動向委員会によると、昨年1年間の国内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数(確定値)は1590件と過去最多でした。毎年の報告数は2007年以降7年連続で1500件前後のまま推移しており、なおかつ昨年は過去最多だったのです。今年も同様の傾向が続いています。あくまで報告ベースの数字ではありますが、報告から推測されるHIV感染の流行も依然、続いていると考えなければならないでしょう。
エイズの流行も終わっていません。
東京では今年4月27日、セクシャルマイノリティの人権を訴える東京レインボープライド2014のパレードが行われました。そのパレードにはHIV陽性者への理解と差別や偏見に対する闘いを呼びかけるLiving Together計画も「AIDS IS NOT OVER 〜 エイズはまだ終わっていない」というメッセージを掲げて参加し、HIVに感染している人もしていない人も、ともに都心の目抜き通りを行進しました。
エイズの流行も、その流行に影響を受けている人たちの闘いも、まだ終わっていない。2014世界エイズデー国内啓発キャンペーンはそのメッセージを共有し、「AIDS IS NOT OVER 〜まだ終わっていない〜」をテーマにしています。
【趣旨説明短縮版】
治療の進歩によりエイズの原因ウイルスであるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染したHIV陽性者が長く生きていけるようになりました。でも、エイズ対策は治療の進歩で役目を終えたわけではありません。HIVに感染している人もしていない人もすでに一緒に生きている。その現実を直視すれば、エイズにまつわる偏見や差別と闘い、HIV陽性者が安心して生活できる条件を整えることはますます重要な社会的課題となっています。
昨年1年間の国内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は1590件で、過去最多でした。エイズの流行が依然、続いていることは明らかです。今年4月にはHIV陽性者への理解や差別と偏見の解消を呼びかけるLiving Together計画が「AIDS IS NOT OVER 〜 エイズはまだ終わっていない」というメッセージを掲げ、セクシャルマイノリティの人権を訴える東京レインボープライド2014のパレードに参加しました。
エイズの流行も、その流行に影響を受けている人たちの闘いも、まだ終わっていない。2014世界エイズデー国内啓発キャンペーンはそのメッセージを共有し、「AIDS IS NOT OVER 〜まだ終わっていない〜」をテーマにしています。